ドイツ/ハイデルベルク散策。ハイデルベルク城、哲学者の道、カールテオドール橋、ハイデルベルク学生牢へ

ドイツ、ハイデルベルク (Heidelberg) 
ハイデルベルクではゆっくりのんびり歩き、ハイデルベルクの哲学者の道、カールテオドール橋をわたって、ハイデルベルク学生牢など旧市街を散策、ハイデルベルク城にも訪れました。かなり歩いてまわったので良い運動になりました。

ハイデルベルクを世界的に有名にしたのは、マイヤー・フェルスターの戯曲『アルト・ハイデルベルク』。ハイデルベルク近辺は川沿いということで、古くからいろいろな民族が住み、民族往来の激しい土地だったのだとか。

ハイデルベルク城(Heidelberger Schloss)

http://www.schloss-heidelberg.de/start/
ハイデルベルク城(Heidelberger Schloss)は、ドイツで最も有名な城趾の一つで、バーデンヴュルテンベルク州ハイデルベルクの象徴的建造物なのだとか。※ケーニヒスシュトゥールという山の北斜面、マイン渓谷の底から約80mの高さに位置。プファルツ継承戦争で破壊されるまではプファルツ選帝侯の居城でした。

フリードリヒ館(Friedrichsbau)

フリードリヒ館(Friedrichsbau)は、マンハイムの創設者である選帝侯フリードリヒ4世にちなんで名付けられ、この城で最初の宮殿建築なんだとか。
ちょっと調べてみたら、1693年の壊滅的な火災後、1764年にこの部分は再建され、1890年から1900年にかけて、カールスルーエの教授カール・シェーファーの歴史主義的な様式に基づいたプランにより再建されたそうです。この建物はその後は、居館として使われることなく、博物館のような役割を担っているとのこと。

日時計ってきれい
左:エコノミー棟、真中奥:城門塔、右:ループレヒト館(Ruprechtsbau)
左:ルーブレヒト館、右:図書館棟

1300年頃に建てられたループレヒト館(Ruprechtsbau)は、この城の中で現存する最も古い建物です。施主の名前にちなんでループレヒト館と名付けられ、入口の上には館の主の目印でもある二人の天使の像が掲げられています。こうした方法で後世の人々にそれを伝えるためとされています。

大樽棟(Fassbau)の大樽

大樽棟は、この建物内にある巨大なワイン樽にちなんで名付けられ、樽が大きいため、樽の大きさに合うよう、特別に1589年から1592年にかけてヨハン・カジミールによって建設されたそうです。
現在ある大樽は4代目の樽で代々の大樽にはそれが造られた時の選帝侯にちなんだ名が付けられているのだとか。

左:フリードリヒ館(Friedrichsbau)、右:オットハインリヒ館(Ottoheinrichsbau)

1556年に建設されたオットハインリヒ館(Ottoheinrichsbau)はオットー・ハインリヒにちなんで名付けられた館です。
ファサードは選帝侯の統治理念を示す16体のアレゴリー像で飾られていて、この16体のアレゴリー像は、旧約聖書や神話の人物像で、神話像が飾られていたためにこの館は18世紀までは「異教徒の館」と呼ばれていました。
他にもガラスの広間棟、時計塔、牢獄塔、ディッカー棟、その前で写真を撮ったカップルは幸せになるという「エリザベス門」など色々見るところがあります。

入り口にある城門塔:城門塔正面の「門の巨人」と盾を掲げる獅子のレリーフ
「悪魔の噛み跡」がついた城門のリング
騎士の足跡

ハイデルベルク城からはネッカー川やカールテオドール橋等を含むハイデルベルクの街並みを見下ろすことができます。きれいでした!

ハイデルベルクの哲学者の道(Philosophenweg)

ハイデルベルクには「哲学の道」もあり、ゲーテをはじめ、多くの思想家や詩人が実際に思索にふけりながら歩いたそうです。

カールテオドール橋

ハイデルベルクの中央を流れるネッカー川にかかるカール・テオドール橋(正式名称はアルテ・ブリュッケ「古い橋」という意味)という石橋を通って旧市街に向かったのですが、橋には建造主であるカール・テオドールの像や、橋を渡り切ってすぐに金運アップの鏡を持った猿の像などがありました。鏡をなでるとお金持ちになると言われているのだとか。

橋からはハイデルベルク城を含む旧市街も見られます。

金運UPの鏡を持つ猿

ハイデルベルク学生牢(Studentenkarzer)

386年創立のハイデルベルク大学はドイツで一番古い大学で、作家マイアー・フェルスターの戯曲『アルト・ハイデルベルク』の舞台にもなっているようです。
中世では学生たちは名誉のためと何かにつけてよく決闘をしたそうです。昔の大学は学生に対する裁判権も持っていて、こうした騒ぎを取り締まったのが大学だったようです。裁かれた学生は禁固刑となって投獄され学生牢に入れられたりしていたとか。ドイツに残る学生牢の中で、最も有名なのがハイデルベルクの学生牢で、今は博物館として公開され観光名所になっています。学生牢は入所者が書いた落書きや壁画など部屋いっぱいに描かれた絵などが、けっこうかわいい感じでした。今では重要な文化財。ここに投獄された学生は、ちょっとした喧嘩や泥酔で数日間投獄されていただけなので、投獄生活を結構楽しんでいたのかも。

所属する学生団の色(ストライプ)や帽子が描かれている。

旧市街をもうろうろ♪

昼食はHOTEL ZUM RITTERでいただきました。

街中から見えるハイデルベルク城。

MARITIM HOTEL NUERNBERG (マリティムホテル ニュルンベルク)

宿泊はニュルンベルク(Nürnberg)に移動し、MARITIM HOTEL NUERNBERG (マリティムホテル ニュルンベルク)
疲れたのでぐっすり眠れました。

>S+N laboratory/Yuruku papa

S+N laboratory/Yuruku papa

忙しくなっても、ゆるりとするりと生きていきたいYuruku papaとおおざっぱさと細かさが同居するYuruku mama、0歳と5歳の娘の4人で、S+N laboratoryのアート活動と美術教育研究、暮らしや子育てに日々奮闘中。

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