影絵、光と影にまつわるワークショップ
今回は幼稚園で影絵のワークショップをしてきました♪
幼稚園での影絵ワークショップでは色々なパターンで影絵遊びを楽しんでみましたが、こちらのブログでは、そのワークショップで作った、影絵工作・ちょうちょの形をした影絵の制作方法なんかも載せてみましたので、ぜひ参考にして、お家でも影絵遊びを楽しんでみてください!
影絵工作・蝶々の形の影絵
用意するもの
※白ボール紙(なければ何か硬めの厚紙や薄めの段ボール等でもOK)に、ちょうちょの型を事前に作っておいてあげてください。一度作ると何回でも繰り返し使えますよ! ※ちょうちょ型は印刷して使ってみて下さい
・黒いカラー画用紙
・カラーセロファン
・竹ひごや割りばし ※ストローなどでもOK
・ハサミ
・のり
・テープ
作り方
①ちょうちょ型を黒画用紙の上に置き、色鉛筆などでなぞって形をとる。
②形に添ってハサミで切る。
羽の模様(穴)の部分は、カッター等でママかパパがカットしてあげるか、できそうな子には、切り込みだけ入れてあげて、後は子どもにハサミで切らせてあげてみてください。
③カラーセロファンをちょうちょの模様の穴より少し大きめに切って糊で貼る。
※貼る前に形に、合わせてカットしたカラーセロファンを一度貼る場所に並べてみると、色の配置等イメージしやすいですよ。
④最後に竹ひごをちょうちょ型にテープで貼りつけ完成♪
透け感のある布を天井などからつるし、部屋を暗くして懐中電灯などで光を当てて影絵のスタート!
ちょうちょだけでなく色々な形で作ってみるのも良いですね♪
「影絵で遊ぶ不思議な世界-音と背景と形の組み合わせ」
影絵、光と影にまつわるワークショップ
S+N laboratory
開催日時:2015年8月18日(火)9:00~11:00
場所:湯崎保育園 対象:4~5歳 19名
■ワークショップ概要
このワークショップでは、影を利用した表現を行います。暗闇の中に浮かび上がる影は、普段なら特別なものではないはず。しかし、その光と影を造形・美術のなかで利用すると、そこには影の不思議な世界が広がります。
テーマとして、「見えないを遊ぶ」ということが上げられます。「見えない」ことの経験には、限られた要素から形を想像する力が内在しています。形と形が組み合わされば、新たに一つの形が出現します。子どもは、記号化された要素から、これまでの自らの経験に照らし合わせ、自らの答えを探そうとします。つまり、見えない事による形の経験は、探す、気付く、組み合わせる、つくることを含み、想像への刺激となります。また、普段利用している空間が、幻想的な世界に包まれることによる非日常体験は、新たな経験となります。
■ 幼児の学び
この時期の子どもにとって、環境や状況、他者との関わりは重要な学びとなります。まずは、いつもと違う指導者が介入して一定の時間を過ごす事は、興味の入り口となります。そして、影絵を行う環境は、日常とは異なる空間が出現し、そこで造形を行うことによる発見、新たな形との出会いは、想像を刺激します。さらに、影絵を介した子ども同士による情報の伝え合いは、他者の考えを読み取ろうとする関係性を築く機会となります。初めての状況や新しい形との出会いは、新たな自分との出会いでもあります。
■具体的な内容
1.「短編影絵」 短編の影絵(5分程度)
2.最初は「この影、な〜に?」 と、シルエットクイズ等も含めつつ始めます。その後、形に合わせ、音の要素や風景画像を組み合わせ、総合的に演出しながら、子ども達には、何種類かの影絵の要素を、自身たちで選び組み合わせる事を体験してもらいます。
3.園内にある日常にある物を組み合わせ、影絵で町並みをつくる。
4.「影絵をつくってみよう!」 はさみと黒の画用紙やカラーセロファンを使って、ステンドグラス風になる影絵をつくります。はさみが使えない、もしくは一からつくることが難しい子どもには、色々な形に切ってある黒画用紙をのりで貼り合わせ形が作れるようにします。最後には、割り箸、もしくは竹ひごにつけ手で持てる状態にし、光の前で影をつくって遊びます。
5.つくった影絵をスクリーンに映し動かして遊びの時間
見えてくる世界は、シルエット
絵を描くのとは異なる表現方法
形をつくる、探す、気付く
見えるのはシルエットのみ、限られた要素から形を想像する力
余白を遊ぶ 見えないを遊ぶ 形の見えない部分を想像する力
記号と記号 形と形 つないで遊ぶシルエット
暗闇の中に光りを当てると、影ができる。影の世界は、謎めいている