「オラファ-・エリアソン ときに川は橋となる」をみに3歳の娘と東京都現代美術館へ♪ 7月19日に行ってきたけどブログへのアップは1か月後になってしまった。。

今回のオラファ―の展示では、インスタレーションものが多いので、子どもは走り回ったらだめだよと注意書きがあるのですが、子どもにとっても楽しくなってくる要素が随所にあり、確かに注意しないとこれは、娘走り回るかもな・・と思ってしまう感じでした(笑)

目の前にしている作品にどういう意味があるのかまで理解できてなくとも、きらきら目を光らせながら作品鑑賞する娘を見ると、連れてきてよかったと毎回思います。

オラファ―はアートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みを行っている作家と紹介されていますが、本展では、自然現象再構築したインスタレーション、光と幾何学への関心、公共空間への介入等多岐にわたる作品が紹介されていました。

僕は、オラファーの活動は、人類の根本を求める作業を行っている気がします。この奇跡とも言える地球では、様々な現象と出会いますよね。虹とか、光とか、温暖化とか。素敵なことから問題なことまで。
オラファーの作品が置かれたとき、その現象に立ち止まって、観たり考えたりします。「自然」について形を変えて認識することで、「人類」を再考することにつながる。そこに作品の意味があるんだろうなぁ、たぶん。
「芸術はキャンバスや壁面、空間に依存するものではなく、どこへでも行くことができます。」というオラファーの言葉からもわかるように、作品は地球、宇宙の全空間で考えているんだろうな。

「オラファ-・エリアソン ときに川は橋となる」東京都現代美術館

https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/
会期:2020年6月9日(火)~ 9月27日(日)
休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室

その他、同館では、コレクション展「いま-かつて 複数のパースペクティブ/MOT Collection:Present Day and in Times Past – Multiple Perspectives」、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち/Things Entangling」、いわゆるメディアアートを扱う「おさなごころを、きみに/Cherish,your imagination」等が同時開催されていました。

東京都現代美術館ってどんな美術館?
パンフレットに記載されているものより簡単に抜粋。
東京都現代美術館は国内外の現代美術を体系的に研究、収集、保存、展示するために1995年に開館。
企画展示室では現代美術を中心に、建築、ファッション、デザイン等幅広いジャンルの企画展が開催されています。コレクション展示室では、歴史的な観点から収集した作品や、現代のアートシーンを示すような若手作家の作品など、収蔵作品を核に、1945年以降の国内外の美術の歴史を体系的に紹介したり、様々なテーマを設けて紹介。

併設されている書店NADiffに立ち寄った時、娘が妻の作品集を発見♪妻喜び。

ちなみにこの写真の上下階には、美術関連図書を所蔵する美術図書館や、レストランに、カフェもあります。
美術館で展示を見た合間に、休憩がてらカフェやレストラン、又は隣接している公園に行くのも、子ども連れでの美術鑑賞には必須ですよね(笑)

今回も美術館でがっつり美術鑑賞してカフェで休憩し、お隣の公園へ。広い空間でただただ走り回る娘(笑)

美術館入り口はこちら↓ この右手に公園があります。

入ってすぐのエントランス。チケット売り場などがあります。

そのまままっすぐ行くと、左手側にベビーカー置き場と、貸出用ベビーカー&車いす置き場があります。娘はもう3歳なので使わないですが、こういうのって子連れウェルカムって感じがしてありがたいですよね。

美術館直結の駐車場もあるので便利♪
アルコール除菌をどこでも必ずするようになった律儀な娘。えらい!
帰りの車で、次はどこの美術館いこうか~?と娘。さすがにもう疲れたので帰るというと。泣かれました(笑)
年を重ねるごとに美術館好きになってくれる娘を嬉しく思うパパです。
大きくなったら、自分の好きな作品をみつけてコレクションしたりするような子になってくれると良いな♪

美術館に小さな子ども連れで行くことって難しいことなのかな?

子ども連れだと、走り回っちゃうかも、泣いて迷惑かけるかもとか、美術館に子どもを連れていく事に不安を覚える方もいると思います。
実際、赤ちゃんなら泣いちゃうこともあるだろうし、小さな子どもだと、気を付けていても急に大きな声を出したり、走りだしたりと周りに迷惑をかけてしまうこともあると思います。
でもそこは、子どもだって作品に触発されての行動だったりもするのだし、周りの大人に、ひろーい心で見守っていただきましょうよ。(もちろんその場合、親がこどもの行動をしっかり見守っている事と、周りへの配慮が前提ではあるのですが)
美術作品は大変貴重なものなので、走り回って作品にぶつかることは、絶対的にまずいので、そこは、しっかり言い聞かせます。
日常的に、作品は大切で貴重なもの。触ったりしたら絶対だめだよ。大事に見てねって言っていると、結構理解してくれます。
その時だけの声掛けだと理解できなくても、日常的に声掛けしていれば、多少美術館で興奮して走りだしちゃっても、作品には絶対ぶつからないように気を付けたりする冷静さを持っていたり、触れようとしたりはしなくなります。
実際うちの娘は3歳ですが、小さいころから、作品には手を出しません。美術館に興奮して騒ぐことはありますけどね。
せっかく家族で来ているのだから、作品について色々話してわいわいと楽しめたら良いですよね♪
日本では静かに美術館賞をするのが一般的なのかもしれませんが、海外では子どもたちが床に座ったり寝転がって雑談しながら鑑賞をしている場面も多く目にします。もう少し子どもたちや子持ち親にとって敷居が低くても良いですよね。
美術館は誰でも鑑賞する権利はあると思うので。

とにかく、色々子ども向け美術館や、子ども向け展示じゃなくてもきっと楽しめますよ~♪楽しみましょうよ~ってことです。

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S+N laboratory/Yuruku papa

忙しくなっても、ゆるりとするりと生きていきたいYuruku papaとおおざっぱさと細かさが同居するYuruku mama、0歳と5歳の娘の4人で、S+N laboratoryのアート活動と美術教育研究、暮らしや子育てに日々奮闘中。

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